本日のBLOGはRED WING4215/スーパーソールのオールソール靴底交換のご紹介です。

 

 

 

 

スーパーソールとは、レッド・ウィング社が1970年代に開発し特許を取得した靴の底付け製法です。

 

その当時、アメリカのワークブーツ(作業靴)業界の中での低コスト化と、セメント製法(ソールを靴本体に接着して取り付ける製法)への移行という大きな流れがありました。

 

 

その中で、比較的低コストでかつ従来の製法に劣らない耐久性を持つ靴をつくる製法として、レッド・ウィング社が開発したのがこのスーパーソール製法なのです。

 

スーパーソール製法においては、ウエルトをアッパー(底が付く前の靴の本体)と中底に縫い付ける工程まではグッドイヤーウエルト製法と同じです。

 

 

その後の底付け工程でソールをウエルトに縫い付ける代わりに、靴本体をソールのモールド(鋳型)にセットして発泡ウレタンを流し込み、アッパーの下部に縫い付けたウエルトの周りまでしっかりと成型します。

 

これにより、グッドイヤーウエルト製法に勝るとも劣らない頑強な靴となり、セメント製法では使えない高品質オイルドレザーを使うことができます。

(アッパーとソールを接着剤で固定するセメント製法では、オイルドレザーに含まれるオイル分が接着剤の接着効果を弱めてしまうため、オイルドレザーが使えなかったのです)

 

さらに発泡ウレタンのソールはグリップ力や耐摩耗性、クッション性にもすぐれ、結果として軽量で耐久性にすぐれたコストパフォーマンスの高い靴ができます。

 

 

そんな歴史あるスーパーソールですが、修理の際はリウェルトからのオールソールになります。

 

 

修理前↑

 

修理後↓

 

 

選んだソールは”Dr.Sole3060”

 

 

ゴムを発砲したDrSoleはスーパーソール同様の履き心地を楽しめます。

 

 

次回からはソールのみの交換で済みますので、費用も抑えて張り替えることが出来ます。

 

 

スーパーソールをお持ちの方でソールが減って気になる方はお気軽にご相談下さい!

 

 

本日も皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

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